英語を勉強している方はすでにTED.comを利用している人が多いと思うのですが、先月字幕に対応したiPhoneアプリTED+SUBTITLEがリリースされていたので改めてご紹介したいと思います。(英語学習に役立つ無料のiPhoneアプリの一覧はこちら)
TEDとはTechnology, Entertainment, Design(学術・エンターテイメント・デザイン)の頭文字をとったもので、アメリカのカリフォルニア州モントレーで年一回、講演会を行っているグループのことです。このTEDが開催しているTEDカンファレンスの講演者にはビル・クリントンなどの非常に著名な人物が多く、講演会に出席するには年会費6000ドル(約50万円)の会員になる必要があるのですが、TED.comではTEDが開催している様々なイベントの講演動画を無料で閲覧することができます。
昔は著名人のスピーチや講演のスクリプトとCDが一緒になった本を購入して勉強していましたが、今はクオリティーが高いこのような教材を無料で使うことができるので便利になりましたねー。
さて使い方ですが、TED.comにアクセスし、上のメインメニューにあるTheme(テーマ)、Speaker(講演者)、Talks(タイトル)をクリックして、自分が興味のある動画を選ぶというだけ。シンプルで解りやすいです。左側のナビを使ってジャンルやコメントの多いものなど、さらに絞り込むことができます。
これはデザイナーである私にとってお気に入りのプレゼンテーションです。
ジャチェック・ウツコは問う「デザインは新聞を救えるか?」
TED.comでスクリプトを確認しながら観たい方はこちら
TED.comのサイト上では字幕を英語や日本語に切り替えたり、原稿を表示することができます。
原稿をクリックすると該当箇所に移動するので気になる箇所を繰り返し聞くことができます。
短いものでは3分ぐらいのものもあるので、リスニングだけでなく、原稿を丸暗記して自分のスピーキングに応用していけると思います。どれも素晴らしい内容なので、英語の勉強だけではなく日本語でのプレゼンテーションの勉強にもなりますねー。是非利用してみてください!
日本語のスクリプトがあるものをいくつかピックアップ
ローレンス・レッシグ:法が創造性を圧迫する
ネット上で最も著名な法学者ローレンス・レッシグが、ジョン・フィリップ・スーザと蓄音器、土地法と上空権、ASCAP(米国作曲家作詞家出版家協会)の問題に言及しながら創造的な文化の再生について議論する。
ハワード ラインゴールド: コラボレーション
ハワード ラインゴールドは、次世代の協同制作、一般参加型媒体や集団行動について、そしてWikipediaが、人間の天性である集団作業をいかにうまく引き伸ばすかを語ります。
ジャハニ・ヌージャイム が「グローバル・フイルム・デー」を提案
ジャハニ・ヌージャイムが 2006年TEDPrizeを受賞し、一年に一日だけ映像の力で世界中の人々をつなげるという願いを発表します。
ジル・ターターのSETI(地球外知的生命体探査)への参加の呼びかけ
ジル ターター(SETI)のTED Prize の願い: 宇宙の知的生命体探索を促進し広めること! 多数の電波望遠鏡を結び、地球外知的存在のエビデンスとなり得るパターンに彼女とそのチームは耳を傾けています。
ジェームズ・ナクトウェイの戦争写真の衝撃
2007年TED賞の授賞式で、写真家ジェームズ・ナクトウェイが彼のライフワークを示し、デジタル時代の革新的で刺激的な方法でニュース写真を使った物語を彼が続けられるよう、TEDの協力を求めました。
最近アップ公開されたTED Talksの中から面白かったものをピックアップ(日本語未対応 2.10時点)
Johanna Blakley: Social media and the end of gender
日本でも映画「ソーシャルネットワーク」が公開されfacebookの招待が私の周りでも増えてきましたが、そのソーシャルネットワークについての興味深い考察です。
Nigel Marsh: How to make work-life balance work
仕事とプライベート、QOLはいつの時代でも議論されていますが、Nigel Marshが考える「家族との時間」、「自分の時間」、「仕事の時間」の理想的なバランスについて面白く話しています。
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